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「リフォームトラブル」

今回ニュースの特集で見たマンションリフォームドラブルについて。

詳細な工事内容は放送していなかったのですが、テレビを見た感じでは全面的なリノベーション。

娘と二人暮らしの母は、これからの生活を快適に暮らせるようにと、リフォームを決断。

リフォーム会社に工事を依頼したそうです。

ところが工事が進むにつれてトラブル発生!冷蔵庫は傾き、キッチンも傾いている。

堪らず工事ストップ・・・その原因はフローリング工事の下地処理に問題があった。

マンション床工事の多くは、コンクリートの床にマンション用フローリングなどを

直貼する施工方法を用います。ここで問題になるのがコンクリートの不陸!

単純に考えれば凸凹の床に仕上げをすれば問題が起こるのは分かるはず。

そんな凸凹な床にキッチン・冷蔵庫・テーブル・椅子など据えれば傾き、

日常生活にさまざまな支障が出る。テレビでは、キッチンの上で炊飯器の水量を計ってみると

左右の目盛りに誤差。冷蔵庫は勝手に扉が閉まるなど・・・

リフォーム業者を自宅に呼んで説明を求めると

「見積書の項目に床のレベリング工事は入っていない」

「もし工事をやり直すなら別途費用が発生する」「会社に落ち度はない」など、

ニュースを見ながら『こういう業者が建築業界全体の信用をなくしているのだな』と落胆。

おそらく見積の際、現場に来たのが知識の浅い営業マンと推測できる。

工事が始まる際に工事管理者は気付いただろうが会社の体質上黙認したのだろう。

また顧客に事前説明の義務を怠った業者が最終的に責任を擦り付ける行為。

客観的に問題を見る限り、業者は非を認め、無償で問題解決する義務があると思う。

他にもリフォーム工事は表面的に見えない隠れた問題がある事が多い。

故に建物の築年数に応じた知識が必要になる。綺麗に完成するのはもちろんのこと、

工事を進める上でのリスクも顧客に事前説明することが必要だ。

今回放送されていた工事の場合も、床の不陸に問題なければ気持ちよく

工事が完了していたのかもしれない。隣の家で同じ工事をした場合に問題無かった、

なんて事も有り得る。

業者は契約を急ぐのではなく、このように今後起こりうるトラブルを事前に話し合い、

少しでも顧客側との認識の違いを埋めることに時間を充てる会社こそが安心して

工事を任せられるのではないでしょうか。



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