株式会社興洋住宅 -大阪市港区の工務店-

トップ > 知らないと損する建築知識 > 『リノベーションという選択(2/3)』


『リノベーションという選択(2/3)』

前回の続きから。

 

マンションでリノベーションを行なう場合、物件に様々な条件が要求されます。

たとえばキッチンの配置を変える場合、給排水などの配管を現状の場所から移動させる必要があります。

少しの配置変えなら問題は無いのですが、マンションにはパイプシャフト(以下PS)といって全ての設備配管などが集中しているスペースがあります。床下に配管を通す場合、PSまでの距離が長ければ長いほど、

排水配管の勾配を確保するために、床の高さが上がってくるのです。もちろん壁を通して配管すれば問題はないのでしょうけどPSの位置に依っては不可能な場合があります。

ここで事前に床~天井までの有効高さの確認をしないと一般的な天井高を確保できない、なんて問題が発生するのです。

この事を不動産業者に尋ねても明確な答えはえられないでしょう、不動産取引に関してのプロではありますが、建築のプロでは無いのです。(※別に不動産屋批判ではありません)

以前、お客様から中古物件を購入したいので、一緒に物件を見て欲しいとの依頼がありました。

結構な築年数の木造住宅でしたが、以前住んでいた方が何度かリフォームを行なっていて、

表面的な状態は、特に問題を感じませんでしたが、階段の壁が汚れているのをお客さんが気になり

不動産業者に聞いていたので、話を聞くと『表面的な汚れで、上からクロスを貼り替えれば問題なし』

との会話でした。あとで汚れた場所を確認すると、完璧に白蟻とカビのあと・・・

恐らく外壁か屋根から雨が漏っていたのでしょう。床下なども点検しましたが状態的にあまり良くありませんでした。その後、購入してからの改修・改装の予算を提示したところ、予算オーバーとの事で購入を断念しました。お客さん自身も購入には前向きだったので、同席していなければ購入していたかもしれません。

決して不動産業者が悪いわけでは無いのですが知識不足、やはり不動産業と建築業の違いを痛感しました。勿論逆パターンもありますし。

こういった事例からも、事前にリノベーションを頼む業者(建築業者または設計事務所)を選定し、予算・生活環境・希望の間取り等のプランを決め、時間に余裕をもって物件探しをするのが成功へのコツではないでしょうか。

 

それから皆さんは、個人売買でのメリットをご存知ですか?

続きは、(3/3)最終回に。



« 前の記事  /  次の記事 »